-----「健康運」-----

ご本人が本来持っている本質的な先天性の健康運と、普段の生活からくる後天的な健康運を観てまいります。医食同源と申しますように健康と食は来ても切れない関係を持っていますが、実は「運気」という考え方も医療には存在するのです。東洋医学においては「氣」という存在があり、この「氣」というものが人間の健康には重要です。特に医学における「運気」というカテゴリーは古くから存在しながらも意外と知られていません。体の中をめぐる「氣」という存在は私たちが観ている手法の占術である「気学」の根本的な考え方であるのです。ですから東洋医学においては「氣」の存在が実際には認められているのでございますが、「氣」を知るとわかる健康運こそが開運の第一目標なのですから私たちの身体は、「運気」と密接に関わっていて運気を先天的な運勢と後天的な運勢で見る考え方となります。「気学」の最も根本的な運勢の読み取り方です。

　東洋医学の中には「運気」というカテゴリーが存在しますが、この「運気」は基本的な”気学”の考え方のもとになった学術なのです。

ですから「健康運」を観ていくには必ず、この「氣」という存在を重要に考えます。中においても経絡とか経穴といういわゆる体の中の構造を解した考え方は、整体術や鍼灸の根本的な知識となっており、東洋医学においては欠かせない認識なのです。よく鍼灸の資格を取りに行ったら「易経」の授業を受けなくてはならなかった？何ていう話は本当で、この陰陽五行思想という”気学”の根本原理は医学にも共通した人類の叡智なのでございます。

　私はこの”気学”の中においても身体の操術である、整体術の医学的な知識を身に着けて研究を重ねました。結果的には陰陽五行思想の理論が人間の身体に及ぼす影響力に気が付き、最新の東洋整体術の講義を受けて身体の操術にも見識を深めていったのです。ここから人間の先天的な健康運と後天的な健康運の違いが理解できたのは言うまでもありません。人生１００年時代と言われている現代にも通じる理論が、”気学”における「健康運」となる基本的な考え方です。栄養学と運勢学が一緒になった哲理こそが、”気学”から観る健康運の醍醐味となります。